研究課題
基盤研究(C)
保健や福祉の現場において、心身機能を維持・向上するための様々な集団指導・支援が盛んに進められている。本研究は高齢者や障害者の運動・スポーツ集団指導の取り組みの有効性を主催者自身が客観的に検証する方法を提案することを目的とした。集団指導・支援の現場の有効性の検証に関わる課題を把握するとともに、地域高齢者向けの運動教室をモデルにして、主催者自身が無理なく実践できる体力テストを考案した。
スポーツ健康学
保健・福祉の現場の健康支援は学術的な研究知見に基づいて行われている。しかし、現場において実践される健康支援の検証(目的達成)については客観性、正確性が担保されて行われることは少ない。そのためPDCAサイクル(計画-実行-評価-改善)が回らなく、継続的改善が進みにくい課題がある。本研究はこの課題に切り込むとともに、現場にて導入可能な新しい科学的検証方法の例を提案した。世の中の集団指導・支援の発展に繋がる研究である。