今後の研究の推進方策 |
今年度は、課題2を行い、課題2では、骨格筋培養細胞(C2C12)を対象とし、オンコスタチンM(OSM)を遺伝子導入によりノックダウンさせ、OSMの有無が筋収縮による糖代謝調節経路への影響を検討する予定である。細胞は、電気刺激24時間後に回収し、課題1と同様に、骨格筋糖代謝調節経路活性や糖取り込みへの影響を検討する予定である。
また、性ステロイドホルモンの前駆体であるDHEAを申請者の先行研究を基に300、500μMの濃度で添加し(Sato et al, Am J Physiol, 2008)、24時間後に細胞を回収し、OSM発現と骨格筋糖代謝調節経路活性への影響を検討する。
次年度以降は、インスリン産生がない、1型糖尿病とOSMの関連を明らかにすることで、運動が血糖値や骨格筋糖代謝へ及ぼす影響に関して検討することで、遅発性の低血糖及び、血糖コントロール悪化の機序を解明することも検討する予定である。
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