運動することは身体に良いと言われるが、どこにどのように良いのかを疑問に、また、高齢者への無理のない運動方法の開発を合わせた研究を行った。高齢者への過度な運動は転倒やケガなどリスクを伴う。一方で運動の効果には継続が重要である。これらのことからモデルマウスを用いて新規に開発した運動刺激装置を用いてその効果の実証、作用メカニズムを解析することは学術的意義が大きいと考える。また、それが将来、ヒトに応用できる新しい運動療法が提案できると考えた。高齢者の身体の不調は加齢に伴う生理学的現象であり誰にでも起こり得る。高齢化社会となった現代では、これを予防できる運動法が確立できればその社会的意義は大きい。
|