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2023 年度 研究成果報告書

個々人の体内時計に基づく食後糖代謝予測モデルの構築と糖尿病予防への応用

研究課題

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研究課題/領域番号 21K11670
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分59040:栄養学および健康科学関連
研究機関東京工業大学

研究代表者

高橋 将記  東京工業大学, リベラルアーツ研究教育院, 准教授 (30711189)

研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2024-03-31
キーワード体内時計 / 食後血糖値 / 腸内細菌 / 機能性食品
研究成果の概要

本研究の目的は、個々の体内時計・生体リズムを考慮した食後血糖値予測モデルを構築し、糖尿病予防への活用を目指すこととした。また、食事や機能性食品の血糖値抑制効果の個人差をもたらす要因を探索し、個別化栄養学への応用を目指した。主な結果として、我々の研究データからは精度の高い血糖値予測モデルの構築には至らなかった。一方、食事や機能性食品摂取に伴う血糖値抑制効果は、摂取するタイミングや個々の腸内細菌叢により異なる可能性が示された。今後は、長期的な食事や機能性食品の摂取タイミングの違いが食後糖代謝の個人差や腸内細菌叢に及ぼす影響について検討していく必要があると考えられる。

自由記述の分野

時間栄養学

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究では、食事や機能性食品の摂取による血糖値応答には個人差があり、その個人差を引き起こす要因が体内時計と腸内細菌叢にあると仮説を立て、研究を実施した。本研究の成果は、個々の生体リズムや食事タイミングに加え、常在的な腸内細菌叢の組成により血糖値応答が異なることが明らかになった。よって、食後血糖値における個人差要因の解明に寄与するとともに機能性食品や飲料の選択にも、1日の摂取タイミングや個々が有する腸内細菌叢を考慮することの重要性を示している。

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公開日: 2025-01-30  

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