研究課題
基盤研究(C)
エッジ・クラウドに分散した異種処理の統合方法をROS2(Robot Operating System 2)を用いて検討し、更にUML(Unified Modeling Language)シーケンス図からのROS2システム生成方式の検討を進めた。具体的な例として、画像縮小の並列処理で複数のソフトウェア・FPGA回路間をDDS(Data Distribution Service)の通信を用いて統合する自動生成環境・ツールを提案し、国際会議で発表した。
ハードウェア・ソフトウェア協調設計
知的ロボットのシステム設計において、ソフトウェア・FPGA等からなる異種(ヘテロジニアスな)計算環境をモデル化し自動生成することによりロボットソフトウェアシステムを実現する開発方式・ツールの姿を検討した。特に、FPGA・ソフトウェアの実装が完了する前のモデルの段階で、システムアーキテクチャ検討段階における機能・性能シミュレーションを行うことが出来る一例を示すことが出来た。これにより、今後の知的ロボットをはじめとする組込みシステムの設計開発における生産性向上に貢献すると考えられる。