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2023 年度 研究成果報告書

個性的ロボット開発を目的とした感性情報データ構造の構築に関する研究

研究課題

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研究課題/領域番号 21K12091
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分61060:感性情報学関連
研究機関東京電機大学

研究代表者

柏崎 尚也  東京電機大学, 理工学部, 研究員 (60204385)

研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2024-03-31
キーワード感性情報学 / 感性ロボティクス / 群ロボット / 感性構造体
研究成果の概要

本研究では,個性を持った群ロボットを実現するために,(1)感性構造体としての個性データを定義し対案した。これは,経験や外乱によって,重み関数が変化し,感性の嗜好を変化させていくように構築した。(2)感性構造体データの変化は,外部への能動的な働きに対する応答として受けたものと自分の意思との差分から求めるため,ロボット間のコミュニケーションについても提案を行なった。これらは,外乱に大きく左右される要素が考えられるので,(3)実機による検証に重点を置くこととし,ロボットの開発を行った。

自由記述の分野

感性工学

研究成果の学術的意義や社会的意義

現在,AIによる擬人的行動の研究・開発が行われている。多くの人が心配するように,ブラックボックス化された学習の中で個性的な感情が生じてしまうのではないか,それが人と大きく異なる感性を示すのではないかと懸念している。本研究では,感性構造データを演繹的手法で定義し,人の感性に合わせるような重み関数を導入しやすく,また,学習においてもその様子を人間サイドで確認検証していくことができる。このような視点で感性・性格をロボットに付加し,かつ個性を発揮できるようにすることには,人間社会の存在下で活躍する群ロボットの方向性として重要だと考える。

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公開日: 2025-01-30  

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