3次元動作情報とウェアラブルデバイスによるデジタルモニタリング情報を統合し、人工知能による診療補助機能を備えた統合的3次元オンライン診療プラットフォームを開発することを目的とした。システム改良により解像度と通信速度を向上させ、遠隔地にある介護施設との間で実証実験を行った。さらに、ウェアラブル筋電計、脳波計、加速度計などと連携したデータ統合を行った。パーキンソン病患者の薬剤オン・オフ時の運動症状の推定、およびデバイスのデータからパーキンソン病患者の推定が機械学習モデルの構築により可能であった。本研究の結果から、神経疾患診療のデジタルトランスフォーメーションとオンライン診療の質向上が期待される。
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