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2023 年度 研究成果報告書

多重に湾曲駆動するダブルバルーン内視鏡の開発と大腸自動挿入に向けた基礎研究

研究課題

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研究課題/領域番号 21K12712
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分90130:医用システム関連
研究機関東京理科大学

研究代表者

高松 利寛  東京理科大学, 研究推進機構生命医科学研究所, 講師 (10734949)

研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2024-03-31
キーワード大腸内視鏡 / ロボティクス / ダブルバルーン / 3Dプリンター
研究成果の概要

現在内視鏡検査は,内視鏡の操作に長けた医師でしか行うことができない。そのため,使い捨て可能で,従来の内視鏡挿入のように痛みを感じることなく,誰でも安全に検査可能な自動で挿入できるような大腸内視鏡が求められている。
本研究では,その基礎的な技術を確立するために,2つのバルーンを備え,2つの筒がそれぞれ多重に湾曲駆動することにより,同軸から外れた方向に推進力を得る構造を開発した。
大腸モデルに対して挿入検討を行った結果,外筒および内筒湾曲部の湾曲,外筒および内筒バルーンの膨張・収縮,内筒の押引きの動作を片手でコントローラー操作し,もう片方の手で外筒の押込むことにより一人で盲腸までの挿入に成功した。

自由記述の分野

医用工学

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究では,大腸挿入の簡易化を目的として,外筒・内筒が独立して電動で湾曲駆動するダブルバルーン内視鏡を開発し,非医療従事者一名の操縦で大腸モデルを走破可能であることが実証された。今回考案した構造を基盤として,適切な材料選定や微細加工によって操作精度を向上させ,より直感的なインターフェースに改良することで,従来の内視鏡挿入よりも容易かつ安全に挿入できる可能性を持っている。そして,AIなどが操縦の一部または全て担うようになれば,内視鏡現場で期待されている完全な内視鏡挿入の自動化も期待できる。

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公開日: 2025-01-30  

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