外国人保護者が園というコミュニティに参加する際に何が障壁になっているのか、どうすれば日本人保護者とのつながりができるのかを解明することを目的として、外国人保護者5組20名にフォーカス・グループによる調査を行い、日本人保護者137名を対象にアンケート調査を行った。外国人保護者の語りからは、入園自体が困難であること、園生活は慣れれば問題がないこと、子どもや仕事のために日本語能力の向上を願っていること、日本語能力に関係なく日本人保護者とのかかわりは困難であることなどがわかった。一方、日本人保護者は、外国人保護者の困りごとに対して手助けすることに肯定的であり、きっかけがあればかかわれることもわかった。
|