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2023 年度 研究成果報告書

公会計財務情報の地方債市場に対する寄与:対国債スプレッドの分析

研究課題

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研究課題/領域番号 21K13412
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分07100:会計学関連
研究機関西南学院大学

研究代表者

原口 健太郎  西南学院大学, 商学部, 准教授 (40846523)

研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2024-03-31
キーワード地方公会計 / 地方債 / 機械学習 / 債券分析
研究成果の概要

本件研究は,わが国の地方債市場を対象として,その金利が公会計情報にどのように左右されるか,あるいは左右されないかを検証するものである。
わが国の地方債は政府非保証債であるものの,地方公共団体は破産法が適用されないため,破産することがない。このような状況下で地方債金利が会計情報にに左右されるか否かは合意が得られていない。地方債は国債と事実上同リスクであるとする先行研究も存在する。
本件研究は,地方公共団体が開示する公会計情報が,地方債金利と有意な関連性を有することを明らかにした。この結果は,今後のわが国の地方債市場における会計学研究の大きな展開可能性を示すものである。

自由記述の分野

公会計,債券分析

研究成果の学術的意義や社会的意義

地方政府に破産法が適用されない国(非破綻法制国)である日本において,地方債の金利と公会計情報との間に有意な関連性が確認された事実は,会計学的に重要である。世界の主要国は,米国を除いて大半が非破綻法制国である。もし日本で当該関連性が存在するのであれば,他の非破綻法制国においても存在する可能性があり,これらの知見は国際的な展開可能性を有する。さらに,公会計情報により金利が左右されうるという情報は,自治体や投資家等の実務家にも有用である。

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公開日: 2025-01-30  

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