事故は,子どもの死亡原因であり,日本を含め世界中で大きな課題となっている.本研究では,知識グラフと呼ばれる手法と物体認識技術を組み合わせることで危険な状況を認識する新しい技術(Empowering Reality(ER))を開発した.ERシステムでは,保護者が家にいながら専門家から傷害予防教育を受講することが可能である.11名の保護者にERシステムを活用した教育プログラムを受講してもらい開発システムの有効性を検証した結果,オンラインで学びながら各家庭の状況に合わせて教育を実践可能であることが分かった.また,保護者が,なぜ家庭内の予防対策をしない・できないのかに関するオンライン調査を実施した.
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