研究課題/領域番号 |
21K13567
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研究機関 | 弘前大学 |
研究代表者 |
原 郁水 弘前大学, 教育学部, 准教授 (50794129)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | レジリエンス / 非認知的能力 / 学校教育 / 特別活動 / 生徒指導 / 部活動 / 養護教諭 |
研究実績の概要 |
子どもを取りまく環境の急速な変化を背景に、学校教育の過程や効果の検証が求められている。特に学力テストでは測定できない「学びに向かう力、人間性」や「非認知的能力」に関する内容を明らかにすることが必要であると考える。学校教育においてこの「学びに向かう力・人間性」や「非認知的能力」はこれまでしっかりとした測定や評価が行われているとは言い難い。また、教科以外の活動についても同様にその効果が判然としないまま実施されていることが少なくない。そこで、これらを測定する一つの指標として「レジリエンス」を取り上げる。先行研究から学校における様々な教育活動や教育環境が児童生徒のレジリエンスに影響を与え、逆にレジリエンスの高低が児童生徒の心理的安定や学びに向かう力へ影響を及ぼすのではないかと考え、学校における教育活動及び教育環境が児童生徒のレジリエンスに与える影響というテーマを設定した。 今年度は調査をする前段階として学校教育とレジリエンスに関するレビューを行った。特に海外の研究との比較から、特別活動や部活動といった、レジリエンスの育成を直接の目的としていないような教育活動でも、レジリエンスの育成に関わるようなものが多くあることが示唆された。また生徒指導や養護教諭との関わりのような個別的な教育活動においてもレジリエンスの育成につながることが示された。今後はこれらを基にした調査研究を実施し、より具体的に明らかにしていきたい。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
新型コロナウイルス感染症の影響により研究活動に制限が出たため研究はやや遅れている。特に予定していた調査を実施することが出来ていないことが大きな原因である。現在のところはレビューの実施のみにとどまっているため、特に物品購入などを必要とせず、物品の購入や旅費の使用が出来ていない。
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今後の研究の推進方策 |
今後は、学校での調査の実施を模索しつつ、外部の調査機関への委託も視野に入れ進める予定である。今年度の研究により、レジリエンスに影響を及ぼすと考えられる教育活動がいくつか示唆されたため、それらについて調査研究で具体的に明らかにする予定である。
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次年度使用額が生じた理由 |
新型コロナウイルス感染症の影響により研究活動に制限が出たことにより、次年度使用額が発生している。特に予定していた調査を行うことが出来なかったため、物品の購入や旅費の使用などが無かった。次年度は調査の実施を予定しているため、主にそこで使用する予定である。
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