研究課題/領域番号 |
21K13787
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研究機関 | 新潟大学 |
研究代表者 |
折田 龍馬 新潟大学, 自然科学系, 助教 (30874531)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2026-03-31
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キーワード | ロボットモーションプランニング / 位相的複雑さ / シンプレクティック多様体 |
研究実績の概要 |
ロボットモーションプランニングとは,機械(ロボット)を,ある状態 A から別の状態 B へと連続的に動作させるアルゴリズムを構築することである。Farber は,ロボットの全ての状態の空間(配位空間)X に対して位相的複雑さ (topological complexity) という整数を定義した。位相的複雑さの計算は,ロボットの動作の不安定性の予測に役立てられる。 本研究では,シンプレクティック多様体の位相的複雑さの決定を目指す。 初年度は,4次元シンプレクティック多様体の位相的複雑さを考察した。実際,基本群に仮定を課すことにより,一部の単調な4次元シンプレクティック多様体に対して計算できた。 これは群の位相的複雑さを計算することにより達成する。具体的には,群の直積の軌道分解のコホモロジーが障害を与えることがわかっている。また,その例として一般のハイゼンベルク群の位相的複雑さを,同手法により調べている。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
4次元シンプレクティック多様体については,シンプレクティック形式と第一Chern類の関係が小平次元からある程度制約があり,概ね順調に進んだ。
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今後の研究の推進方策 |
今後は,具体例の発掘を目指す。4次元シンプレクティック多様体の分類について調べ,基本群が該当の性質を満たすものを探す予定である。具体的には,冪零群や可解群が候補してあげられ,それらの群コホモロジーを調べる。
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