(1) 多結晶MoS2の磁化測定を実施し、磁化の成膜温度依存性を測定し、300℃から500℃までの傾向の観測に成功した。500℃以上の温度については検討中である。 (2) 多結晶MoS2において磁気抵抗を観測し、加えて、磁気抵抗の磁場依存性が電流の大きさによって大きく変化することを観測した。強磁性が微小な電流によって変調されることを世界で初めて実証した。Scientific Reportsにて出版。 (3) 多結晶MoS2について強磁性の層数依存性を測定している。3層までは飽和磁化の層数依存性は一定であったが、3層を下回ると低下することを確認した。補足のデータを得るなどして論文化を準備中である。
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