研究課題
若手研究
橋梁を対象とした三次元モデルの作成技術とマッチング技術12件を調査・整理し,点検位置と三次元モデルのマッチングに有用と思われる技術を明らかにすることが出来た。 次に,点検記録管理に適した橋梁の3次元モデルを検討し,点検結果をマッチングする維持管理プラットフォームを構築することが出来た。そして,維持管理を担当する実務者からの意見を踏まえて,自己位置を推定しながら点検業務を支援するツールを開発する上で留意すべき要件を整理できた。
土木情報学
我が国ではBIM/CIMモデルを活用した建設土木事業全体の生産性向上について取り組んでいる。本研究では,その下流工程である維持管理・更新の段階において,非GNSS環境下で点検作業者が効率的にBIM/CIMモデルへ点検結果を反映するために必要となる技術を調査・整理した。これにより,LiDAR搭載型スマートフォンという一般普及している端末を用いて,構造物の損傷箇所をBIM/CIMモデルへ効率的に反映するための基礎技術を開発した。