研究課題/領域番号 |
21K14571
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分31020:地球資源工学およびエネルギー学関連
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
WANG JIAJIE 東北大学, 環境科学研究科, 助教 (60875467)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | CO2削減 / 加速溶解 / キレート剤 / 炭酸塩鉱物 |
研究成果の概要 |
CO2を炭酸塩鉱物として鉱物化するのはCO2回収・有効利用・貯留技術において重要な方法であるが、薬剤を大量に消費せず、廃液を大量に発生させない、大規模適用可能なCO2鉱物化技術が求められている。本研究は、キレート剤の革新的利用による100°C未満で実施可能なCO2鉱物化プロセスを開発し、プロセスの有効性と実施に最適な条件を明らかにした。また、岩石や産業廃棄物中の金属カチオンの抽出と炭酸化プロセスにおけるキレート剤の挙動が炭酸塩形成およびCO2鉱物化率へ及ぼす影響も明らかにした。
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自由記述の分野 |
地球資源工学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本CO2鉱物化プロセスは、従来の技術とは全く異なり、大量の化学薬剤と高温などのエネルギーの利用という従来の課題を解決し、様々な廃棄物を利用して、抽出液を効率的にリサイクルすることで、低コスト・高収益・環境に優しい特徴を持ち、CO2鉱物化のフロンティア技術となり、CO2排出量の大幅削減に貢献できると期待できる。
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