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2022 年度 研究成果報告書

NHC 金属錯体を基軸とした新規アンフィダイナミック結晶群の創成と発光機能の開発

研究課題

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研究課題/領域番号 21K14637
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分34010:無機・錯体化学関連
研究機関北海道大学

研究代表者

陳 旻究  北海道大学, 化学反応創成研究拠点, 准教授 (90827396)

研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2023-03-31
キーワードCrystalline materials / molecular rotors / NHC metal complex / Photofunction in polymer
研究成果の概要

本研究では、嵩高いNHC配位子に銅(I)および金(I)が配位した錯体を回転部位の周辺に導入し、新規な発光性結晶分子ローターを開発した(J. Am. Chem. Soc. 2021, 143, 1143). この錯体は、NHC配位子と回転部位で働く立体効果および金属錯体が持つ電子的効果により分子回転が合理的にデザインできる。また、この回転挙動が固体発光の強度を精密に変化させることが明らかとなった。また、形の異なる回転部位を複数導入することにも成功し、それらが固体内で互いに連動運動を示すことを見出した(Eur. J. Org. Chem. 2023, 26, e202201468.)。

自由記述の分野

Crystal engineering with solid state functions

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究で得られた成果として、従来の分子結晶では困難であった、分子の回転運動を固体内で合理的にデザインできることが挙げられる。また、その回転挙動が、固体発光をデザインするのにも深く関与している点から、今後の新しい発光性センサー材料への応用が期待できる。

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公開日: 2024-01-30  

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