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2022 年度 研究成果報告書

Oscillatoxin Fの細胞株選択性に着目した抗がん剤シーズ開発

研究課題

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研究課題/領域番号 21K14793
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分38040:生物有機化学関連
研究機関香川大学

研究代表者

花木 祐輔  香川大学, 農学部, 助教 (70897818)

研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2023-03-31
キーワードOscillatoxin / 抗がん剤 / 天然物
研究成果の概要

Oscillatoxin類のがん細胞増殖抑制試験により、A環部分の構造が細胞株選択性の発現に重要であること、分子疎水性度を下げることが活性の向上に繋がることが示唆された。そこで、A環部分に様々な官能基を導入したり、フェノール性水酸基にビオチンなどのタグを導入したりするための新たな合成ルートを考案し、様々なアナログへと変換し得る鍵中間体を効率的に合成した。これらの知見は、A環周辺の構造活性相関を調べて細胞株選択性に優れた誘導体を開発するとともに、標的分子を探索し作用機構を解析するうえで役に立つ。

自由記述の分野

生物有機化学

研究成果の学術的意義や社会的意義

近年、国内外の複数の研究グループによってシアノバクテリアから数多くのoscillatoxin類縁体が単離され、多様な生物活性を有することが報告されている。本研究では、oscillatoxin類の構造活性相関の一端を明らかにするとともに作用機構を明らかにするための基盤となる結果が得られた。今後、oscillatoxin類のユニークな生物活性の解析に役立つものと考えられる。

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公開日: 2024-01-30  

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