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2023 年度 研究成果報告書

食餌成分による加齢関連疾患の予防効果とその抗加齢メカニズムの解明

研究課題

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研究課題/領域番号 21K14820
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分38050:食品科学関連
研究機関福島県立医科大学

研究代表者

宮崎 希  福島県立医科大学, 医学部, 助教 (40725876)

研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2024-03-31
キーワードエクオール / 加齢関連疾患 / 抗酸化作用 / 神経保護作用
研究成果の概要

エクオールは、加齢性難聴および閉経に伴う膀胱機能障害の発症を予防することが示唆され、これら2つの加齢関連疾患の予防薬として応用できる可能性が確認できた。そのメカニズムについては、末梢(局所)における抗酸化作用と神経保護作用が関与していると考えられる。特に抗酸化作用には脂質の酸化を抑える効果があり、神経保護作用には中間径フィラメントのNeurofilamentやPeripherinへの障害を軽減し、神経の脱落を予防する効果があることが示唆された。
以上のことから、エクオールを日常的に摂取することで加齢関連疾患の予防と管理に有益な治療法として推奨される可能性がある。

自由記述の分野

抗加齢

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究により、大豆イソフラボンの一種であるエクオールは加齢関連疾患である閉経に伴う過活動膀胱および加齢性難聴の発症を予防することが示唆された。これはエクオールを日常的に摂取することが、加齢関連疾患に対して個人ができる予防医学として有効であることに加え、加齢関連疾患の進行を抑える治療法としても推奨される可能性があることを示している。また、今回明らかになったエクオールの神経保護作用の詳細なメカニズムを解明することは、加齢関連疾患の新たな治療標的の探索に寄与するだろう。

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公開日: 2025-01-30  

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