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2023 年度 研究成果報告書

広域評価に向けた作物生育情報収集技術の開発

研究課題

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研究課題/領域番号 21K14841
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分39020:作物生産科学関連
研究機関近畿大学

研究代表者

廣岡 義博  近畿大学, 農学部, 准教授 (80780981)

研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2024-03-31
キーワードイネ / ダイズ / ササゲ / 非破壊計測 / 機械学習 / 植生指標 / 収量予測
研究成果の概要

近年,土地利用型作物栽培の一層の効率化が求められており,非破壊計測によって簡易的に作物の生育状態を評価し,その評価手法を広域展開していくことが重要であると考えられる.本研究では,現在までに開発してきた生育動態に関するパラメータと実際の作物の生産性の比較検証を行うことで,群落閉鎖後の品種固有の生理パラメータを利用することによって,収量の推定精度が改善されうることを示唆した.また,イネとダイズの生育動態の広域評価に適した植生指標を特定することができた.さらに,連続的な非破壊計測によって得られた作物生育情報と機械学習を利用したササゲ収量予測モデルを開発した.

自由記述の分野

作物学

研究成果の学術的意義や社会的意義

リモセンを用いた作物生育の広域評価手法の開発によって,従来の観測手法では難しかった広範な農地の状態を効率的に把握することが可能になると考えられる.また,異なる環境条件下での作物の生育パラメータと生産性との関連性を解明し,品種ごとの生育特性や生理パラメータの影響を詳細に調査した本研究は,作物生理学的な理解を深め,新たな育種戦略の提案にもつながると考えられる.さらに,今後気候変動などの影響を受ける農地においては、効率的な作物栽培管理は持続可能な農業を実現するために不可欠であり,本研究で開発した機械学習を利用した作物収量予測モデルは安定したストレス環境下の農業生産に寄与することが期待される.

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公開日: 2025-01-30  

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