研究課題/領域番号 |
21K14897
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分40030:水圏生産科学関連
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研究機関 | リージョナルフィッシュ株式会社(研究開発部) (2022-2023) 東京大学 (2021) |
研究代表者 |
笘野 哲史 リージョナルフィッシュ株式会社(研究開発部), 研究開発部, 研究員 (30866570)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | 頭足類 / 種間交雑 / アオリイカ / 遺伝的多様性 / 生殖隔離 |
研究成果の概要 |
本研究では,人工授精と飼育実験を用いた異種間交配試験等を通じて、アオリイカ3種間における生殖隔離および遺伝子浸透の実態を明らかにするを目的としていた。まず、初年度と2年度では、新型コロナウイルス感染症流行拡大が重なったこと、また、2年度から代表者の所属先がかわり、実験の立ち上げに時間を要した。しかしながら、アオリイカにおける人工授精方法を確立し、6割程度の受精成功度を得ることができた。この結果は既往研究に比較して非常に高い値であり,アオリイカ類の人工授精技術を大きく発展させたといえる。さらにアオリイカ属複数種間での人工授精を試み、授精がおきることが示唆された。
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自由記述の分野 |
水圏生命科学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
アオリイカにおける人工授精方法を確立し、6割程度の受精成功度を得ることができた。この結果は既往研究に比較して非常に高い値であり,アオリイカ類の人工授精技術を大きく発展させたといえる。さらにアオリイカ属複数種間での人工授精を試み、授精がおきることが示唆された。これは近年注目されているアオリイカ類の完全養殖や、養殖に適した系統の作出に非常に有益である。さらに、本研究で得られた知見の一部は、4件の国際誌、国際学会および国内学会に発表する成果となった。これはイカ類の繁殖生態や集団遺伝学的研究に大きく寄与するものといえる。
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