研究成果の概要 |
単離した繊毛虫 Euplotes vannusを、浮遊性カイアシ類(Acartia steueri, Oithona oculata, Pseudodiaptomus nihonkaiensis)に給餌する実験区、微細藻類を給餌する対象区を設けて飼育実験を行った。A. steueriは繊毛虫区において生存率が低下し、卵生産が停止した。P. nihonkaiensisは生産された卵数は微細藻類区の半数であった。O. oculataは繊毛虫区の生存率は微細藻類区を上回り、卵数は微細藻類区と同程度の値を示した。提案する繊毛虫を餌料として用いるプロセスにはO.oculataが適すると示唆された。
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