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2023 年度 研究成果報告書

『海産の含ハロゲン化合物は、防汚性を備えた環境対応型の養殖網となり得るか』の究明

研究課題

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研究課題/領域番号 21K14904
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分40030:水圏生産科学関連
研究機関静岡理工科大学

研究代表者

鎌田 昂  静岡理工科大学, 理工学部, 准教授 (40815859)

研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2024-03-31
キーワード紅藻 / ソゾ / 二次代謝産物 / 含ハロゲン化合物 / テルペン / イガイ / 着生阻害 / 養殖網
研究成果の概要

紅藻、海洋軟体動物、苔類および植物由来の二次代謝産物を用いて、イガイ類の足糸に対する着生阻害活性を評価した。その結果、紅藻と軟体動物由来のテルペン類に顕著な活性が認められた。構造活性相関を検討したところ、ハロゲン原子の有無が活性に大きく関与している可能性が高いことが分かった。
次に、環境対応型の新規養殖網の開発に向け、市販の網にハイドロゲル層を構築し、海産のテルペンを内包させられるか否かを調べた。その結果、テトロン製の網とハイドロゲル高分子剤の相性が優れていること、および、高分子剤中に低分子化合物を内包させることが可能であることが分かった。

自由記述の分野

海洋天然物化学

研究成果の学術的意義や社会的意義

研究を推進し、農林水産省気候変動適応計画の目標項目に挙げられる「魚病への対策を講じること」と世界の定めるSDGs(持続可能な開発目標)の理念の一つである「海の豊かさを守ろう(14番)」に応えた。
本成果をマリンオープンイノベーション機構が主催したMaOIサロンで市民に広く紹介した。また「ひらめき☆ときめきサイエンス」に3年連続採択されており、児童の知的創造性を育む教育活動に積極的に参画した。

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公開日: 2025-01-30  

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