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2023 年度 研究成果報告書

脂質を介した物理刺激受容機構の解明

研究課題

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研究課題/領域番号 21K15192
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分46010:神経科学一般関連
研究機関生理学研究所

研究代表者

水藤 拓人  生理学研究所, 生体機能調節研究領域, 特任助教 (80847723)

研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2024-03-31
キーワード温度受容体 / 機械受容体 / ショウジョウバエ / 温度選好性 / TRPチャネル / エーテル脂質
研究成果の概要

本研究ではエーテル脂質の物理刺激感覚受容における機能を解析した。ショウジョウバエ個体を用いた行動解析から新たにエーテル脂質合成遺伝子が感覚神経における正常な温度感覚受容及び物理感覚受容に必要であることを見出した。また、ショウジョウバエ培養細胞を用いたイメージング解析および受容体の電気生理学的機能解析からエーテルリン脂質が細胞膜の性状変化などを介して、温度受容体TRPA1および機械刺激受容体PIEZOチャネルの活性化制御を行うことを明らかにした。

自由記述の分野

脂質生化学

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究では、脂質による細胞膜タンパク質の活性化制御のメカニズムとして、新たにエーテル脂質の役割を明らかにした。エーテル脂質は特定の組織に発現し、その機能に近年注目が集まる分子である。イオンチャネルを含む細胞膜タンパク質はさまざまな生理機能を制御することが知られており、エーテル脂質の細胞膜タンパク質の機能制御の役割をさらに探索することによって、生体機能や疾病の新規のメカニズムの解明につながると考えられる。

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公開日: 2025-01-30  

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