本研究は、タンパク質障害物を利用してCRISPR-Cas3の欠損変異の範囲を制御すること、およびその基盤となるタンパク質同士の衝突を解析する技術の開発を目的として行われた。本研究の成果として、期間内に実用的かつ簡便なCas3欠損変異制御技術の開発までには至らなかったが、Cas3欠損変異の制御に繋がる多くの有用な知見を得ることができ、またタンパク質同士の衝突を解析する技術の開発に関しては、改良型の解析技術の開発に繋げることができた。最終的にこれら知見を含む論文を1報、特許出願を1件達成することができた。
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