大腸浸潤癌(リンパ節転移18例、非転移21例)についてパラフィンからRNAを抽出し、網羅的miRNAおよびmRNA解析を行った。リンパ節転移群と非転移群のmiRNA発現変動の比較はFDR p<0.05かつdelta Fold change>絶対値2を越えるものを抽出した。リンパ節転移群で有意に発現したmiRNAおよびmRNAにおいて相互関係をパスウェイ解析で検討したところ回帰性を認めた組み合わせはMETAP1とmiR-4685-3p, TGOLN2とmiR-6806-3pであった。これらのmiRNAとmRNAの組み合わせがリンパ節転移に重要な役割を担う可能性が示唆された。
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