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2023 年度 研究成果報告書

新規単球サブセットを標的とした組織修復機構の解明

研究課題

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研究課題/領域番号 21K15421
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分49030:実験病理学関連
研究機関東京薬科大学

研究代表者

池田 直輝  東京薬科大学, 生命科学部, 嘱託助教 (90825473)

研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2024-03-31
キーワード好中球様単球 / 制御性単球 / 炎症抑制 / 組織修復 / Ym1 / CXCR1
研究成果の概要

炎症により緊急造血が誘導され、定常時にはほとんど見られない好中球様単球が骨髄で産生される。しかし、それらの機能や分化機構は明らかになっていなかった。研究代表者は、炎症により生じた顆粒球コロニー刺激因子(G-CSF)が好中球特異的前駆細胞(proNeu1)に作用し、好中球様単球を誘導することを明らかにした。さらに、ヒトカウンターパートとして、T細胞増殖抑制作用を示すCXCR1陽性単球を同定した。これらの発見により、炎症時における好中球様単球誘導機構はマウスとヒトで保存されており、同単球が炎症抑制に働く可能性が示された。

自由記述の分野

免疫学

研究成果の学術的意義や社会的意義

感染や組織傷害により炎症が誘導されるが、その後の炎症収束機構は不明点が多く残されている。本研究により、好中球様単球を介した炎症抑制機構が明らかになり、炎症収束機構の一端が解明された。さらに、好中球様単球の分化機構も明らかになったことから、本研究成果が、同単球分化誘導による炎症抑制および組織修復促進を目的とした新規治療法開発に応用できる可能性がある。

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公開日: 2025-01-30  

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