約100例の大腸癌標本を用いた免疫染色による解析で、inflamed typeに比較してexcluded type, desert typeの症例において間質量が有意に多いことが示され、また肝転移症例についてはphenotypeにかかわらず原発巣と肝転移巣で間質量が相関することが示された。肝転移マウスモデルではInflamed typeの肝転移モデルではコントロール群に比較してPD-1単剤投与で有意な抗腫瘍効果を示した。一方、Excluded typeの肝転移モデルでは各単剤投与群では明らかな抗腫瘍効果を認めず、併用群においてコントロール群、各単剤投与群と比較しは有意な転移抑制効果を認めた。
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