• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2023 年度 研究成果報告書

CAR-T細胞・BiTEの直接比較に基づく前臨床スクリーニングモデルの構築

研究課題

  • PDF
研究課題/領域番号 21K15569
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分50020:腫瘍診断および治療学関連
研究機関愛媛大学

研究代表者

丸田 雅樹  愛媛大学, 医学部附属病院, 助教 (10895866)

研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2024-03-31
キーワード抗体療法 / 二重特異性抗体 / 多発性骨髄腫
研究成果の概要

BiTEを作成するもととなる抗体としてどのようなものが最適であるかを探索するなかで、「抗体すべてが有するヒトFc領域に対する二重特異性抗体(Bridging-BiTE; B-BiTE)を作成し既存の抗体と組み合わせることで、理論上はあらゆる抗体をBiTEとして製剤化しうる」という発想を得て、POC検証を行った。実際に当初の仮説通り、抗体製剤とB-BiTEを混合して作成した複合体はin vitroにおいてNK細胞とT細胞を活性化したのみならず、in vivoにおいても抗体単独に比してより深い奏効を示した。

自由記述の分野

抗体療法

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究を通じて得られた知見は、多発性骨髄腫に対する多様な抗体製剤と組み合わせ可能であるばかりでなく、理論上は他の固形腫瘍に対する治療と組み合わせた新たな免疫療法として応用可能である。治療手段としてのBiTEの応用可能性に加えて、(多角的なvalidationが必要であるが)既存の抗体からBiTEを作成した場合の有効性についてスクリーニングすることが可能と思われ、大きな応用可能性を有する。
研究成果は学術雑誌を通じて公表済であり、editorialにおいても多発性骨髄腫に対する免疫療法の新たな展開としてコメントされるなど高い評価を得ている。

URL: 

公開日: 2025-01-30  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi