• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2022 年度 研究成果報告書

ALS患者のメタボローム異常に注目したリバーストランスレーショナル病態解析

研究課題

  • PDF
研究課題/領域番号 21K15677
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分52020:神経内科学関連
研究機関名古屋大学

研究代表者

伊藤 大輔  名古屋大学, 医学部附属病院, 医員 (20879944)

研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2023-03-31
キーワード筋萎縮性側索硬化症 / メタボローム解析 / オミクス解析 / リバーストランスレーショナル研究
研究成果の概要

筋萎縮性側索硬化症(amyotrophic lateral sclerosis; ALS)は、運動ニューロンの変性により四肢、呼吸筋の筋力低下を引き起こし死に至る進行性の神経変性疾患である。本研究はALS患者の血清メタボローム解析で観察された進行速度に関連する代謝変化について、ALS細胞モデル、ALS動物モデルへの代謝調整薬剤投与により検討した。脂肪酸アミド加水分解酵素(FAAH)阻害薬の一つをSOD1G93A変異導入マウスに投与したところ、神経炎症の調節を介した運動ニューロン保護効果、病態改善効果を見出した。これにより、エンドカンナビノイド代謝のALS進行病態への関与が明らかになった。

自由記述の分野

神経変性疾患

研究成果の学術的意義や社会的意義

筋萎縮性側索硬化症(amyotrophic lateral sclerosis; ALS)は、運動ニューロンの変性により四肢、呼吸筋の筋力低下を引き起こし死に至る進行性の神経変性疾患である。本研究はALS患者の血清メタボローム解析で観察された進行速度に関連する代謝変化について、ALS細胞モデル、ALS動物モデルへの代謝調整薬剤投与により検討したところ、エンドカンナビノイド代謝がALSの進行病態に関与することおよび治療標的となりうることを示した。本研究によりALSの病態解明と治療薬開発が進むことが期待される。

URL: 

公開日: 2024-01-30  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi