新規オートファジーは申請者らの研究室から提唱された新しい概念であり、世界に主導的な立場で、様々な解析系・ツールを用いた解析を進めている。ユビキチンを介して、新規オートファジーとその疾患における役割を解明しようとする試みは、独自のユビキチン解析系と、新規オートファジー解析系を同時に有する申請者にのみ遂行可能な研究であり、この標識機構の解明は今後の病態への関与の解明に資する。また、この研究は、ユビキチン化の関与する部位を特定することで同部位をターゲットとした創薬への応用など、新規オートファジーの機能解析として、ベッドサイドに直結する新たな側面の提供が期待される。
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