DPPIIIノックアウトマウス(DPPIII KO マウス)を用いて心圧負荷モデルマウス(Transverse aortic constriction: TAC)マウスを作成し、DPPIIIの有無による心機能や圧負荷に対する影響を検討した。DPPIII KO マウスにTACを行ない、12週間心臓超音波検査により循環動態を追跡した。TAC6週以後において野生型よりEFやFSが有意に低下していた。さら後壁、中隔壁、前壁厚で野生型と比較して有意な肥厚が確認された。摘出心臓を用いたピクロシリウスレッド染色により心臓繊維化の評価を行ったところ、DPPIII KO マウスでは顕著な繊維化が確認された。
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