• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2022 年度 研究成果報告書

心臓への圧負荷に対するジペプチジルペプチダーゼIIIの作用機序

研究課題

  • PDF
研究課題/領域番号 21K16086
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分53020:循環器内科学関連
研究機関東京理科大学 (2022)
滋賀医科大学 (2021)

研究代表者

米野 雅大  東京理科大学, 薬学部薬学科, 助教 (40866307)

研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2023-03-31
キーワードジペプチジルペプチダーゼ / 心臓
研究成果の概要

DPPIIIノックアウトマウス(DPPIII KO マウス)を用いて心圧負荷モデルマウス(Transverse aortic constriction: TAC)マウスを作成し、DPPIIIの有無による心機能や圧負荷に対する影響を検討した。DPPIII KO マウスにTACを行ない、12週間心臓超音波検査により循環動態を追跡した。TAC6週以後において野生型よりEFやFSが有意に低下していた。さら後壁、中隔壁、前壁厚で野生型と比較して有意な肥厚が確認された。摘出心臓を用いたピクロシリウスレッド染色により心臓繊維化の評価を行ったところ、DPPIII KO マウスでは顕著な繊維化が確認された。

自由記述の分野

病態生化学

研究成果の学術的意義や社会的意義

DPPIII は、ジペプチジルペプチダーゼファミリーに属するペプチダーゼであり、DPPIIIは生体内で様々な細胞の細胞質に発現している。本研究の目的は、主としてDPPIIIノックアウトマウスを用いて、心臓への圧負荷状態における心筋DPPIIIの作用機構を明らかにすることである。本研究で心臓機能低下の主因である心圧負荷状態における心筋細胞でのDPPIII の作用機構を分子レベルで明らかにすることができれば、心不全に対する新規治療戦略開発へのアプローチとなるなどの創造性や波及効果が期待できる。

URL: 

公開日: 2024-01-30  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi