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2023 年度 研究成果報告書

大腸がん幹細胞で発現上昇するPP6の制御を介した抗がん戦略の構築

研究課題

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研究課題/領域番号 21K16434
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分55020:消化器外科学関連
研究機関岡山理科大学

研究代表者

藤原 信行  岡山理科大学, 獣医学部, 講師 (30805875)

研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2024-03-31
キーワード大腸がん / がん幹細胞 / protein phosphatase 6
研究成果の概要

本研究は、大腸がんのがん幹細胞でのPP6の役割を明らかにし、PP6を標的とする抗がん戦略の構築することを目的とした。その結果、大腸がん組織において、PP6発現が上昇していることが認められた。また、大腸がん細胞のPP6発現を抑制したところ、コロニー形成能やin vivoでの腫瘍増殖が抑制されることが認められた。そのメカニズムとして、PP6の発現抑制により、がん幹細胞マーカーの発現が低下することが認められた。以上の結果より、PP6ががん幹細胞の維持に重要であることが示唆された。

自由記述の分野

腫瘍生物学

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究結果より、PP6が、がん幹細胞の維持に重要な働きをしていることが明らかになった。また、3種類存在するPP6の調節サブユニットの中でPP6R3ががん幹細胞の維持に重要であることが明らかとなった。今後は、PP6とPP6R3の結合の維持機構を明らかにすることで、がん幹細胞を標的とする抗がん戦略の構築が期待される。

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公開日: 2025-01-30  

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