異なる腺癌細胞株でのTeashirt homolog 2(TSHZ2)の発現の差を検証し、pDsRed-monomer-C1-TSHZ2で処理されたPC9細胞株ではTSHZ2の発現は亢進していたが、 SiRNA-TSHZ2で処理されたA549細胞株ではTSHZ2の発現は減弱していた。次に、PC9細胞株でTSHZ2を過剰発現させたところ、細胞増殖が著しく抑制された。さらに、pDsred-monomer-C1-TSHZ2で処理したPC9細胞株ではアポトーシスに陥った細胞数は有意に多かった。このことから、TSHZ2の高発現群で細胞増殖が抑制され、予後が良好であることを証明した。
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