サル主幹動脈閉塞モデルを作成し、そのモデルを確立した。バルーンカテーテルを用いて、一過性に中大脳動脈を閉塞させ、3時間の虚血の後再灌流させた。再灌流前にコントロールとして生理食塩水、実薬群としてレドックスナノ粒子を投与した後、再灌流させた。脳梗塞Day7までのMRI、アップルテストによる神経症状等を評価し、レドナノックス群での脳梗塞および脳浮腫サイズの変化を確認し、その縮小効果を確認した。Day7でsacrificeし、免疫染色でのレドックスナノ粒子も、血管内皮細胞、神経細胞、ミクログリア、グリア細胞等への分布が確認できた。引続き、Day28の長期生存例においても解析し、評価を行った。
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