脊椎関節炎と類似の病変を発現するSKGマウス対してJAK阻害剤(Baricitinib)を投与することで治療を行い、コントロール群と比較し検討した。投与方法はAlzet浸透圧ポンプを使用して皮下に60mg/kg/週を持続投与とした。治療群(n=9)とコントトロール(Ctl)群(n=11)で比較し、関節炎スコア(p=0.007)、左右の足関節の病理学的スコア(p=0.02, p<0.001)において有意差を認めた。脊椎周囲の付着部炎も改善効果があり、統計学的に検討中である。現在、血清中のサイトカインの測定の追加、組織学的には免疫染色を追加して検討を行い、雑誌への投稿の準備を進めている。
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