研究課題
若手研究
前立腺癌より分泌されるエクソソームの膜上に存在するCDCP1の骨微小環境に与える影響を検討した。本研究では、エクソソーム膜上に存在するCDCP1が破骨細胞前駆細胞を少量のRANKL存在下に有意に破骨細胞へと誘導することを見出し、前立腺癌の骨転移進展メカニズムの一端を明らかにした。さらに、骨転移を有する前立腺癌患者の血漿中では、骨転移のない前立腺癌患者と比較してCDCP1の発現値が上昇しており、バイオマーカーとしてのCDCP1の可能性も報告した。
泌尿器科学
エクソソーム膜上に存在するCDCP1が破骨細胞前駆細胞を少量のRANKL存在下に有意に破骨細胞へと誘導することを見出し、前立腺癌の骨転移進展メカニズムの一端を明らかにした。さらに、骨転移を有する前立腺癌患者の血漿中では、骨転移のない前立腺癌患者と比較してCDCP1の発現値が上昇しており、バイオマーカーとしてのCDCP1の可能性も報告した。この成果により、今後CDCP1を標的とした新規治療法の開発や診断マーカーの開発につながることが期待される。