研究成果の概要 |
低酸素状態下のHPV関連頭頸部癌の分子機構を解明し,それを応用した新規治療法の開発を最終目標としている。HPV陽性細胞株とHPV陰性細胞株を培養しHIF-1aの発現をWestern blotで確認したが、低酸素条件においてどちらの株においてもHIF-1aの発現を認めていたが有意差は認めなかった。 またmTOR阻害剤に関しては低酸素条件下ではないが予備実験は完了しており、4種類のmTOR阻害剤を組み合わせ、WST-1assayで検討することでHIF-1aの関連タンパクである(AKT,S6K,4E-BP)のリン酸化が抑制されており、それにより細胞増殖が抑制された可能性が示唆された。
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