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2023 年度 研究成果報告書

MRSAおよび緑膿菌の混合感染に対する光線力学療法

研究課題

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研究課題/領域番号 21K16925
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分56070:形成外科学関連
研究機関大阪公立大学 (2022-2023)
大阪市立大学 (2021)

研究代表者

片山 文平  大阪公立大学, 大学院医学研究科, 特任研究員 (50897379)

研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2024-03-31
キーワード光線力学療法 / 緑膿菌 / MRSA / 皮膚潰瘍
研究成果の概要

先行研究で、MRSA及び緑膿菌それぞれ単独に、ALA-PDTが殺菌作用があることを報告した。感染皮膚潰瘍に対するPDTの臨床応用を考えると、MRSAと緑膿菌の混合感染にも効果があるのかの検討が必要であると考えた。また、PDTを行った場合に、菌交代現象が起こるか否かの検討も必要であると考えた。結果は、MRSAと緑膿菌の混合感染に対して、PDTを行った場合、菌交代現象は起こらなかった。また、それぞれ単独であった場合と同様に、混合感染の場合も、PDTは十分に殺菌効果があった。

自由記述の分野

光線力学療法

研究成果の学術的意義や社会的意義

既存の抗生物質や消毒薬とは全く作用機序の違う光線力学療法で、MRSAと緑膿菌の両方を殺菌できるということは、褥瘡や慢性潰瘍などの治療において、新たな選択肢ができることを意味する。また、抗生物質と違い、新たな耐性菌を生じないことが特徴のALA-PDTは、世界的に問題となっている耐性菌問題の救世主となる可能性があると考える。

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公開日: 2025-01-30  

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