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2023 年度 研究成果報告書

乳歯歯髄由来間葉系幹細胞エクソソームを応用した低侵襲性顎裂部閉鎖治療の確立

研究課題

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研究課題/領域番号 21K17186
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分57070:成長および発育系歯学関連
研究機関広島大学

研究代表者

阿部 崇晴  広島大学, 病院(歯), 助教 (20806682)

研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2024-03-31
キーワードエクソソーム / 培養上清 / SHED / DPSC / HCEM / 骨再生 / miRNA
研究成果の概要

乳歯歯髄より単離培養した間葉系幹細胞(MSC)の培養上清から抽出したエクソソームをSHED-EXs、永久歯歯髄より単離したMSCの培養上清から単離したエクソソームをDPSC-EXsとし、実験に用いた。骨髄由来間葉系幹細胞(BMSC)およびヒト骨芽細胞(HCO)にSHED-ExoおよびDPSC-EXsを添加することにより、細胞数の増加が認められた。また、骨分化誘導したBMSCおよびHCOにSHED-EXsおよびDPSC-EXsを添加し、アリザリンレッド染色により定量評価を行った結果、エクソソームの添加により、骨分化の亢進が認められた。

自由記述の分野

矯正歯科

研究成果の学術的意義や社会的意義

脱落あるいは便宜的に抜去する乳歯あるいは永久歯より、採取される歯髄は、従来行われてきた腸骨より採取する骨髄を用いるよりも低侵襲である。また、その培養上清より抽出した、エクソソームの骨形成への関与について解明した点において、本研究の学術的意義は高い。miRNAおよび細胞増殖、ALPやMAPKを介して、骨形成を促進させることを明らかとした。今後さらに、エクソソームを臨床応用し患者の負担が軽減され、低侵襲で良好な骨再生療法を確立する、社会的観点から重要な意義がある。

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公開日: 2025-01-30  

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