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2023 年度 研究成果報告書

ユーザ参加により自律型Device-to-Device通信を促進するメカニズム

研究課題

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研究課題/領域番号 21K17729
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分60060:情報ネットワーク関連
研究機関東京農工大学

研究代表者

中山 悠  東京農工大学, 工学(系)研究科(研究院), 准教授 (80802058)

研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2024-03-31
キーワードD2D / 可視光通信 / OCC / イメージセンサ
研究成果の概要

本研究では,モバイルユーザ同士の自律的なD2D通信を促進するため,新たにペナルティ項を導入し,マルチエージェントシミュレーションでその有効性を確認した.また,セキュリティ上の懸念に対処するために,光学チャネルを介したマルチチャネルデバイス認証プロトコルを提案し,Androidアプリで実装した.さらに,映像向けの光信号埋め込み方式として,SCMを提案し,液晶ディスプレイとスマートフォンを用いて実証した.自律型D2D通信における通信品質の問題には,C-RANアーキテクチャや部分的な通信リンクの統計情報を活用し,通信の信頼性や安定性の評価・検証を行った.

自由記述の分野

情報ネットワーク

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究では,これまで十分な研究が進んでいなかった自律型D2D通信に焦点を当て,従来の一方的なインセンティブとは異なる観点でアプローチしたことは学術的意義が大きい.ペナルティ項の導入や光カメラ通信のセキュリティ確保など,このメカニズムの実用化に向けた有望な成果も得ることができた.また,市民からの無線ユニット収集による通信リソースの効率的活用は,持続可能な都市開発の実現に貢献するといえる.さらには,部分的なリンク統計による信頼性評価の効果も示唆され,通信システムの設計や運用において効率性が向上することが期待できる.こうした成果は,今後の産業や社会の発展に大きく寄与するものといえる.

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公開日: 2025-01-30  

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