研究課題/領域番号 |
21K18658
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分17:地球惑星科学およびその関連分野
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研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
白石 史人 広島大学, 先進理工系科学研究科(理), 准教授 (30626908)
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研究分担者 |
富岡 尚敬 国立研究開発法人海洋研究開発機構, 超先鋭研究開発部門(高知コア研究所), 主任研究員 (30335418)
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研究期間 (年度) |
2021-07-09 – 2024-03-31
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キーワード | 集束イオンビーム加工 / 微生物 |
研究成果の概要 |
マンガンや炭酸塩などの鉱物中に含まれる微生物の分類群を,集束イオンビーム(FIB)加工薄膜中において,走査型透過X線顕微鏡を用いて同定することを目的として研究を行った.様々な蛍光物質で標識されたDNAプローブの検出可能性を探索した結果,検討を行った中ではCy3チラミドで標識されたものが最も適していることが明らかとなった.この手法を,マンガン団塊中に生息する微生物を模した試料に適用したところ,微生物が特異的に検出された.
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自由記述の分野 |
地球微生物学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究により,鉱物中に存在している微生物様構造が微生物であるかどうか,そしてそれらがどのような分類群の微生物であるかを,集束イオンビーム加工薄膜中において高解像度に判断する手法の可能性が提示された.この手法をを確立し,マンガン団塊などの金属資源や,微生物性炭酸塩岩による石油貯留岩などに適用することで,資源等の形成に微生物がどのように関与しているのか,理解が進むと期待される.
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