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2023 年度 研究成果報告書

マルチ触媒のシナジー効果による高性能Li空気電池の創製

研究課題

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研究課題/領域番号 21K18835
研究種目

挑戦的研究(萌芽)

配分区分基金
審査区分 中区分26:材料工学およびその関連分野
研究機関芝浦工業大学

研究代表者

石崎 貴裕  芝浦工業大学, 工学部, 教授 (50397486)

研究期間 (年度) 2021-07-09 – 2024-03-31
キーワードi空気電池 / カーボン系材料 / 触媒 / 深共晶溶媒 / 酸素の酸化還元反応
研究成果の概要

本研究では、異種元素含有ポーラスカーボン系複合材料、酸化物系ナノ粒子、異種元素ドープポーラスカーボン複合体・酸化物系複合触媒材料の合成、触媒機能を有するDESの探索とその特性評価、DES電解液を用いたLi空気電池の構築とその性能評価を行った。N-メチルアセトアミド(NMA)と硝酸リチウム(LiNO3)を用いた深共晶溶媒を作製し、この深共晶溶媒を用いたLi空気電池の性能を評価した。深共晶溶媒を用いた場合の充放電過電圧は、従来の電解液よりも小さくなり、放電電圧は2.7V、充電電圧は3.6Vとなった。この結果から、充電過電圧を大幅に低下できることを明らかにした。

自由記述の分野

表面工学

研究成果の学術的意義や社会的意義

異種元素ドープカーボン材料と酸化物ナノ粒子の複合材を合成したことにより、酸素の酸化還元反応の両面に対して触媒機能を発現できるようになった。これは、Li空気電池の実用化に向けて前進させる結果である。また、深共晶溶媒をLi空気電池の電解液として使用可能であること、また、深共晶溶媒が充電過電圧を低減できることを明らかにできたことは、Li空気電池の性能を向上させる上で、有意義な知見であると考えられる。

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公開日: 2025-01-30  

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