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2023 年度 研究成果報告書

汎用溶媒を介した室温でのVapor-Liquid-Solid型結晶成長への挑戦

研究課題

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研究課題/領域番号 21K18843
研究種目

挑戦的研究(萌芽)

配分区分基金
審査区分 中区分27:化学工学およびその関連分野
研究機関東京農工大学

研究代表者

稲澤 晋  東京農工大学, 工学(系)研究科(研究院), 教授 (30466776)

研究期間 (年度) 2021-07-09 – 2024-03-31
キーワード液液界面 / 気液界面 / 移動現象 / コロイド粒子 / エマルション
研究成果の概要

汎用溶媒の液滴からコロイド結晶を作製するための基礎学理を検討した。具体的には、結晶化の触媒となる液滴に外から粒子を効率的に加える方法を検討するため、水と油の境目や、空気と水の境目などの「界面」が物質移動や液滴周囲の流れにどのような影響を与えるかを研究した。成果の一部として、(1)水と油の接触面積が大きいほど流れにくくなる、(2)水と油の境目に「捕捉された」粒子膜の硬さは水相の塩濃度で変わる、(3)水から油に分子が移動する過程は極めて遅い場合がある、などの現象を明らかにした。今後の研究発展の礎になる知見が得られた。

自由記述の分野

化学工学

研究成果の学術的意義や社会的意義

水と油の界面や、空気と液体の界面は日常生活にありふれている。しかし、その界面が物質移動や流れにどのように影響するかについての検討は十分にされてこなかった。本研究では、これら界面の周りで起こる現象を対象に検討を進め、界面付近での粒子輸送や、流れの変化、塩やポリマーなど添加剤が入った際の効果など複数の成果を得た。研究に用いた手法も、これまで観察が難しかった界面現象を把握する上で有用な手段として活用できる。

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公開日: 2025-01-30  

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