研究成果の概要 |
私は必須遺伝子にコードされたタンパク質にGFPを融合すると、高温条件下で活性を失い致死となる可能性を想定した。出芽酵母では、各遺伝子がコードするタンパク質のC末端にGFPを融合した4,100種類余りの株のコレクションが存在する。本研究課題では、これらの株から高温で生育が悪くなる株をスクリーニングした。これまでの研究で、スクリーニングが完了し、136種類の株が高温感受性の生育を示した。培養した細胞に1,6-ヘキサンジオール処理を行ったところ、いくつかの株でドット状の局在が消失したことから、これらの GFP融合タンパク質が液-液相分離によって形成される新規区画であることが強く示唆された。
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