• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2022 年度 研究成果報告書

原腸陥入を開始させる少数細胞の同定と解析

研究課題

  • PDF
研究課題/領域番号 21K19270
研究種目

挑戦的研究(萌芽)

配分区分基金
審査区分 中区分44:細胞レベルから個体レベルの生物学およびその関連分野
研究機関徳島大学

研究代表者

竹本 龍也  徳島大学, 先端酵素学研究所, 教授 (30443899)

研究期間 (年度) 2021-07-09 – 2023-03-31
キーワード原腸陥入
研究成果の概要

原腸陥入を開始させる細胞を同定するために、原腸陥入が開始される6日目胚のエピブラストの細胞を可視化し、その挙動をライブイメージングで観察することをおこなった。ライブイメージングによって、個々の細胞の挙動を区別して追跡することが可能となった。この手法によって、原腸陥入時にエピブラスト層から、中内胚葉層へ移動する最初の細胞を捉えることができた。さらに光刺激によってその細胞を標識 することに成功した。標識した細胞を単離して、他の細胞と異なる遺伝子発現がないか解析を進めている。

自由記述の分野

発生生物学

研究成果の学術的意義や社会的意義

初期胚発生には、体軸(前後軸・左右軸など)の決定や原腸陥入など「対称性の破れ」となる局面が多く存在する。いずれもが「わずかな数細胞の変化」が「大多数の細胞の変化」を引き起こす現象である。原腸陥入に関するこれまでの研究の多くは、後者の大多数の細胞の変化(移動)についてであり、その結果、原腸陥入する細胞に共通した仕組みが明らかになりつつある。一方で、それらを引き起こす最初の細胞に注目した例はほとんどない。
そこで本研究では、原腸陥入する最初の細胞を研究対象として、それに続く細胞との違いを明らかにする。本研究は、「わずかな数細胞」によって主導される生命現象を理解するための研究モデルとなる。

URL: 

公開日: 2024-01-30  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi