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2023 年度 研究成果報告書

損傷運動ニューロンのリプログラミングに関わる遺伝子発現制御機構の網羅的解析

研究課題

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研究課題/領域番号 21K19310
研究種目

挑戦的研究(萌芽)

配分区分基金
審査区分 中区分46:神経科学およびその関連分野
研究機関名古屋大学

研究代表者

桐生 寿美子  名古屋大学, 医学系研究科, 准教授 (70311529)

研究期間 (年度) 2021-07-09 – 2024-03-31
キーワード神経損傷 / 運動ニューロン / タンパク質分解
研究成果の概要

本研究では神経損傷を受けた運動ニューロンが再生能力を賦活化するため一旦未熟な状態に若返るメカニズムの一端を明らかにすることを目指した。このプロセスでは多様な損傷応答反応が協調して引き起こされるが、そのうちのどれか一つでも破綻すると変性・脱落が惹起されると考えられる。そこで同じ神経損傷に対して再生・変性と逆の運命を辿るようデザインした2種類のマウスを用い、再生か変性かを決定する分岐点となるメカニズムを探索した。その結果、当初の予想とは異なるものの損傷運動ニューロンがタンパク質分解を介して一旦未熟な状態に逆戻りし神経再生を促すエネルギーを確保する新しいメカニズムを明らかにすることができた。

自由記述の分野

神経科学

研究成果の学術的意義や社会的意義

損傷や変性疾患、老化によりダメージを受けた神経細胞が変性に至る過程は様々である。損傷ニューロンが神経変性を免れ神経再生を適切に進行させることができれば神経ネットワークに再び組み込まれるポテンシャルは高い。このため神経再生能力を賦活化するメカニズムを理解することは神経再生のロードマップ作成を目指す上で極めて意義が高く、再生医療や予防医療の発展に貢献することが期待される。

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公開日: 2025-01-30  

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