まずタンパク質のPEG化に代表されるタンパク質化学修飾によってCryoEM解析における問題(凝集やOrientation bias)を解決することを試みた。その結果いくつかのタンパク質で有効であることがわかった。 グリコシダーゼであるEndoHで処理するとタンパク質に単糖を残して糖鎖(GlcNAc)を切断することができる。EndoH処理あり、なしのTLR7サンプルはOrientation biasを解決するまでにはいたらなかった。糖鎖処理の有無に加え、Tagの切断の有無などの条件検討も必要だと思われる。人為的に糖鎖サイトを導入すると、タンパク質の発現などにも影響することもあった。
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