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2022 年度 研究成果報告書

新種リン脂質の発見と機能解明

研究課題

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研究課題/領域番号 21K19329
研究種目

挑戦的研究(萌芽)

配分区分基金
審査区分 中区分47:薬学およびその関連分野
研究機関東京医科歯科大学

研究代表者

佐々木 雄彦  東京医科歯科大学, 難治疾患研究所, 教授 (50333365)

研究期間 (年度) 2021-07-09 – 2023-03-31
キーワードリン脂質 / 生理活性物質
研究成果の概要

リン脂質は細胞膜の構成など、水溶性物質では代替できない機能を発揮する分子群であり、親水性の頭部構造によって分類される。現在、約10種類の親水性頭部
について研究が進んでいるが、生体には未知の脂質がまだ豊富に眠っていると考えられている。本研究でヘッドグループにアミノ酸派生体を有する新規リン脂質を同定することができた。そのノックダウンで細胞内新規脂質レベルが顕著に低下する合成酵素を探索し、見出した。この酵素のノックアウトマウスを得て、解析を進めつつあるが、これまでの
ところ、生後間もなく死亡する顕著な異常が認められている。

自由記述の分野

生命科学

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究の企図は、新種リン脂質の発見が幅広い生命科学分野で未解明な生命現象の理解を導く新しい切り口となり、研究のブレイクスルーをもたらす可能性にあった。本研究の成果は、新しい生体分子の発見であり、その神経系における重要な生理機能を示す知見が得られた。さらに、生成に関わる新規の酵素をさらに見出した。いくつかの新規脂質候補を見出しているが、学術的意義を明確にするにはインパクトのあるジャーナルで公表する必要がある。このために生理活性物質の化学合成が必須であり、現在進めている。新しい研究の糸口がつかめたので、医薬応用も見据えた基礎研究を今後さらに展開したい。

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公開日: 2024-01-30  

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