研究成果の概要 |
ストレスゲートウェイ(SG)反射病態モデルを用いて、ストレス依存的に高発現する5種類の膜・可溶性分子を同定し、特異抗体の脳内投与でストレス依存性病態をほぼ完全に抑制することに成功した(US 17/271300, 特願2020-539659, EP19855524.5 特許出願中)。また、1種類の分子については、既にSG反射病態を抑制できるモノクローナル抗体を樹立し、将来的な臨床応用に繋ぐ道を開いた。さらに、ケモジェネティクスを用いたSG反射の再現に加え、関節リウマチの左右対称性炎症を説明しうる遠隔炎症G反射の発見、およびストレス依存的な中枢神経ループスの発症機序の一端も解明することができた。
|